音に溺れて

音に溺れて死にたい。
音が好きだ。
だから最期は好きなものに埋もれて死にたいんだわ。




家族も彼氏もよくわからないんだ。
何を求められてるのかわからないんだ、
自分がなにを求めてるのかも。

多分今は、今までで一番いい恋愛をしていると思うんだ。

彼氏にも言われた、
「今まで「恋愛」をしたことがないんだね」って。

そんな彼氏は、本気の恋愛をしたことがあるようだ。
私にそんなセリフを吐くんだから、そうなんだろう。
失恋して一年半も引きずってたらしい（笑）
私は以前二股されたことに気付いて別れた時、
引きずったのはたったの2ヶ月くらいだった。
多分、相手を選び間違ったことを悔やんでただけだと思う。
体重を12キロ落としただけだった。
相手のことなんて想ってなんかなかった。
いつも自分のことばっかり。

今の彼氏は、私の精神的な部分の他に、
容姿も好きだと言ってくれる。

私は自分のこと、好きではない。
でも、彼には気に入られる顔だったってことだ。

要するに、この顔じゃなきゃ好かれなかったってこと？

それってそれってそれって……………


みんなが摂食障害に陥るのって仕方ないと思うんだわ。
やっぱり痩せてる方がいいもん。
可愛いほうがいいもん。
実際もてはやされるのはそっちだもん。

何が「好き」なわけ？

どこを見て「好き」なわけ？

この顔じゃなきゃ「嫌い」なわけ？
じゃあ今よりもっともっと太ったら？
交通事故にでも遭って顔が、身体がぐちゃぐちゃになったら？

どんなことしてくれる私が「好き」なわけ？

私はどんなことをされれば「安心」できるわけ？
「信じられる」わけ？



結局、結局、どこまでも私は他人を信用してないんだよ。
家族すら私にとっては他人。

「死にたい」が冗談に聞こえるのかしら。

私はいつでも消えられる。
私が遺した物、全て燃やしてあの世に行きたい。

此処はただただ虚しくて苦痛を伴う場所でしかない。
みんな消えてしまえばいいのに。